こんにちは!ぱにぱにです。当ブログでは一部広告を利用しております。
それではごゆっくりとご覧ください。
私は内向型HSPで、12年公務員として働きました。
職場にいづらさ、きつさを感じていましたが、それは私のHSPの性質が原因だったと今は思います。
この記事では、HSP的観点から私が感じたいづらさ、それから考えたことなどをまとめてみました。
・HSPの私が組織で働くのが向いていないと思った理由
・組織で働くためにやっていたこと
・組織で働くことが難しいと思ったときにやったこと
この記事を読む、HSPのどなたかの参考になればうれしく思います。
Contents
組織で働くのが向いてないと思った理由
私は内向型HSPですが、だからといって内向型HSPの人がすべて、組織で働くのが向いてない、というわけでは決してありません。
一般的に事務職はHSPにおすすめされる職でもありますし、向き不向きも人によって違います。
あくまでも私個人の話として読んでもらえればと思います。
多くの人とコミュニケーションをとらないといけないこと
多数の人とのコミュニケーションが結構きつかった…。
例えば、
- 人(特に上司)に話しかけるときに顔を伺ってしまって、言いたいこと・言うべきこと・確認すべきことのタイミングを外してしまって、胸のあたりがどんどん苦しくなってくる
- 目線とか、人がどう思って動いているかとか、気になりすぎてしまう
- 機嫌が悪い、怒られている人などが周りにいると、自分が怒られているように感じて気分が悪くなる
などがあります。
あとはそもそも雑談が苦手で。
給湯室などで顔を合わせるときにする雑談で、「何を話そうかな」「なんて話しかけたらいいかな」と考えすぎてしまって勝手に疲れてしまっていました。
しまいには、給湯室を使うのをやめてしまいました。行けなくなってしまったんですね~。
また、異動などでどんな上司、同僚と一緒になるかもわからないので、異動の可能性があるたび、びくびくしていました。
自分の裁量が少ない
大きな組織で働くことのメリットとして、業務が細かく細分化されていたり、あとは何をやるにしても決裁が必要なので、何かあったときに特定の人への責任がいきにくい、ということがあると思います。
裏返して言えば、自分が決めて自分の思うとおりにできることはほとんどないということ。
何をするにも決裁が必要ということは、上司に説明したり、決裁をするうちに日数がたってしまい、パッとすませてしまえそうなことでも、できなかったり、なかなか物事がスムーズにいかない、ということがあります。
そういうことが重なっていくうちに、心の中では「もっと早く進められるはずなのに…」と、自分の心と体がバラバラになるような感覚がありました。
自分のペースでできないことに苦しさを感じるのかもしれません。
良くも悪くも、異動がある
公務員である以上、異動は必ずやってきます。
異動は不正防止のためや、経験を積むためなどのために行われるのが大きな理由です。
異動で自分の適性や不適正を知れるので、とても貴重な経験だと思います。
ただ、HSPの私にとっては、2、3年でどんどん仕事内容や周囲の人間関係が変わっていくことにきつさを感じていました。
新しい環境、仕事に慣れてやっとまわせるようになってきたと思ったら、また次の異動がやってくる。
もちろん、異動はリフレッシュになっていい!という人もいましたが、私は新しい環境に自分をあわせることに難しさを感じていました。
良くも悪くも前例踏襲
うちだけかな、、、とはわかりませんが、公務員は前例踏襲的な働き方がまだ強く残っているのかなと思います。
これはとても楽に効率よくできる働き方で、完全には否定しません。
私も、まず最初は昨年はどうだったかな、と見てみたり、もしそれでうまくいけそうだったら昨年のとおりにしたり。
でも、どこかの部署に問い合わせたりしたときに、「去年のとおりだから~」と、「昨年がそうだったから今年もそのようにやっている」という理由にされてしまったりすると、どこかもやもやもやもや…。(これはHSP関係ないかもしれません笑)
昨年のことはあくまで参考で、改善できるところはどんどん改善していってほしいな。。。ともやもやとしていました。
向いてないけど組織にいるためにやったこと
それでも、そのときは退職という選択肢が自分の中でなかったため、組織に居続けるために、いくつかがんばったことがあります。
必要以上に人と関わることを避ける
人との関わりを制限することが一番大事だと思います!
給湯室を使わないようにするのはちょっと極端かもしれませんが、笑 あとは飲み会の誘いをする~っと断ったり、うわさ話に関わらないようにしたりなど。
そういう意味では、パンデミックで人との関わりを制限されたこの3年くらいは、心の重荷がとれたというか、とても心が軽くてラクでした。
思えば、個人として働くという選択肢が出てきたのもこの頃でした。
週末は家で調子を整える
平日に人と会う分、週末は家でリラックスして過ごして、週の疲れを癒し、次の週に向けての体力・気力をたくわえます。
ホットヨガにいったり、のんびり読書をしたり、一人の時間を楽しみます。
HSPは、一人の時間を過ごすことで、自分を取り戻すことができる性質のようです。
それでも組織にいるのが無理かもしれないときは
そうやって工夫をする中でも、パンデミックで強いられた人との距離感の心地よさや、在宅ワークの快適さを知ってしまうと、「もしかすると私は組織で働くことが合わないのでは…」と思うようになりました。
転職やフリーランスを検討する
人との関わりを制限され、心が楽になった経験から、転職というものが選択肢の一部として入ってくるようになりました。
それから在宅でできそうな仕事の講座を受講してみたり、セミナーを受けてみたり、情報を集めてみたり。
ウェブデザインができるようになってから、友だちの会社の手伝いをさせてもらって、公務員として働きながら、いろんな経験をさせてもらいました。
(結果)検討しながら退職した
「お金得られるようになってから辞めればいい」と思いながら、いろんな選択肢を検討していました。
でも、平日仕事が終わり家に帰ってからぐったりした状態で、転職の情報探しや勉強をするのは、私にとっては本当にきついことでした。
ぐったりしすぎてベッドに直行してしまったときには、「退職したいはずなのにだらだらしてしまった…」と自分を責めてしまっていました。
そういうことが続くうちに、「もういっそのこと辞めよう、辞めてからじっくり時間を使って勉強したり準備したりしよう」と決めて、退職に至りました。
退職してから2カ月たち、特にこれといったことも決まっていませんが、笑 その決断は間違っていなかったと今でも思っています。
今は、とても穏やかで充実した毎日を送っていて、本当に幸せを感じています。
このやり方は、決して全てのみなさんに有効だとは思いませんが、どなたかの参考になればうれしいです。
まとめ:退職してから元気になった!
退職して人との関わりがなくなり、時間ができて、開業準備を進める毎日ですが、本当に充実していて、体調も良くなり、心から元気!といえるような、そういう日々です。
公務員として働いていたときのスキルや経験はしっかり身に沁みついているので、前職には本当に感謝しています。
まだまだ独立には遠いですが、これまでの経験を活かし、毎日こつこつと積み重ねて、自分が望んだ環境で働けるようがんばっていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!