大学職員

大学職員に読んでほしいおすすめ本3冊

スポンサーリンク
Pocket

こんにちは!ぱにぱにです。当ブログでは一部広告を利用しております。

それではごゆっくりとご覧ください。

現在大学職員をしているみなさんや、これから大学職員を目指すみなさんにおすすめの本をご紹介します。

これらはどれも、私が業務をする上で実際に役立った本、大学のしくみを理解するのに役立った本になりますので、これから大学職員になる人、目指す人、実際に携わっている人、どなたでも読んで楽しんでもらえる本です。

気になる方はぜひ読んでいただければ嬉しいです。

 

①大学の研究者が知っておきたい科研費のしくみと研究をめぐる状況

科研費については、耳なじみの多い方もいらっしゃるかと思いますが、以下、文部科学省及び日本学術振興会(科研費の事務を所掌している)のウェブサイトからの一部抜粋になります。

科研費(正式には科学研究費助成事業)は、研究者が自身の興味関心や問題意識に基づいて行う研究のためのお金です。言葉の研究や、生き物、ロボット、宇宙の研究など、どんな分野の研究でも対象になります。

科研費が必要な研究者は、なぜその研究が必要か、どのように研究を進めるかなどを提案します。

そして、その内容が今まで誰も取り組んだことがなく、すぐれた研究であると審査員によって 認められた場合に、科研費を使って研究を進めることができます。

引用:科研費って何のためのお金?:文部科学省

 

科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金/科学研究費補助金)は、人文学、社会科学から自然科学まで全ての分野にわたり、基礎から応用までのあらゆる「学術研究」(研究者の自由な発想に基づく研究)を格段に発展させることを目的とする「競争的研究費」であり、ピアレビューによる審査を経て、独創的・先駆的な研究に対する助成を行うものです。

引用:科学研究費助成事業|日本学術振興会

つまり、科研費とは、大学教員が自身の取り組む研究についてプレゼンし、それに採択されれば助成金をもらえる、という制度です。

これは、競争的研究費と呼ばれていて、大学の教員や研究者が自身の研究を続けるためにもかなり重要な資金源のひとつとなっています。

各大学では、採択率や採択件数を競っていて、毎年その数字をランキング形式で公表したりなど、大学のレベルを判断する指標のひとつになっているといえます。

この本では、その科研費について、元日本学術振興会の理事が、現在の科研費のとりまく状況や、日本の論文事情など、科研費についてわかりやすく解説した本になっています。

科研費の状況は年々変わるため、この本が発行されたのは少し前で今の状況とすこし異なるところがあるかと思いますが、科研費のしくみや、また海外の科研費のそれにあたるものと比較したりして、科研費の概要的な部分を知るためには最適な本だと思います。

私たち大学事務職員も、科研費の担当係になり、科研費の申請業務などの支援業務に携わることがあります。

その係だけでなくても、様々な場面で科研費の話題になったり、関りがある場合があります。

そういったときのためにも、大学職員としてぜひ読んでおくことをおすすめします。

②大学教授が、「研究だけ」していると思ったら、大間違いだ!

「大学崩壊なんて嘆いている暇はない!」という帯の文言が衝撃的で・・・。

私が大学に入ってすぐに感じたのは、「教員はここまでしないといけないのか・・・」ということ。

大学の教員なので、もちろん研究や勉学に対して学生に指導しつつ、研究者でもあるため自身の研究にも行っていく、というのが大学の研究者のイメージでした。

ですが実際には、時間割を組む事務作業をしたり、学内や学部内の委員として会議を開催・出席したり、大学の中期目標・中期計画を作成したり、外部委員として県や市町村、その他団体の委員を請け負ったり…。

ここまではある程度想像できるかもしれませんが、最近は学生の親から、学生の履修の状況や生活の様子などを聞くために電話がかかってくるのでその対応に追われたり、県外から来ている学生の場合だと、親が離れているので、何か事件・事故があった場合には親代わりとして病院等に付き添ったりなど・・・。

本学のとある教員は、朝起きれない学生の親に頼まれて、1限の授業に間に合わせるため朝起こしに行っている方もいらっしゃいました・・・。

大学教員の業務は、「ここまで教員がやるの?!」というところまで多岐にわたっています。

それなのに、自分の研究をすすめないといけないというのは本当にムリな話で・・・。

個人的には、もう少し大学事務がカバーできる範囲を増やして、大学教員には研究の時間をもっと増やしていったほしいと思いますが、この本には、そういった教員の大学で行っている日常の仕事についておもしろおかしく描かれています。

大学教員の皆々様。

本当に本当に、お疲れ様です…。m(_ _)m

③大学の教務Q&A

これは大学教務事務のバイブルです!!!

大学で教務に携わる人にはぜったいに読んでほしい一冊

例えば、

「新入生が4月1日から入学式までの間に事故を起こした場合、当該大学の学生として扱うべきか」

「外国人留学生は定員内として扱うべきでしょうか、それとも定員外として扱うべきか」

など、さらに「除籍と懲戒退学の違い」や「修業年限と在学期間の違い」など、教務事務に携わったことがある人なら一度は疑問に思ったことがある内容をはじめ、業務をすすめるうえで知っておくべき知識を、Q&A方式でまとめた本となっています。

規程でハッキリ書かれていればよいのですが、書かれてもおらず、判断ができないときなどにこの本で確認してみると、判断指標となって手助けしてくれます。

ぜひ、教務課の一室に一冊、保管してはいかがでしょうか?

まとめ

大学職員におすすめしたい本3冊をご紹介しました。

実践的知識が学べるもの、大学の中の実際のところなど、幅広く学べる本がそろっていると思います。

これらを読んでみると、日々の業務の見方や取り組み方がちょっと変わるかもしれませんね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

スポンサーリンク