メンタル系のこととか

HSPが公務員やめた話。

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私は、今年、12年務めた公務員(大学職員)を退職しました。

この記事では、私が大学で事務職員として勤務していて辛かったことを、私の性質をあげながら説明していきたいと思います。

今、辛い思いをしているみなさんの参考になればうれしく思います。

 

HSPって?

最近いろんな本などでよく見かけるようになったこの言葉。

私は自分が繊細だとか、感受性が強いとか、あまり意識していませんでしたが、この言葉たちを見かけるようになったおかげで、自分の性質に気づき、自分が今いる環境が自分に合っていなかったと知ることができ、退職をする決意をしました。

HSP

HSPは、Highly Sensitive Person(感受性が高い人)といって、次のように定義されています。

HSPの人は、感覚的な刺激に対して無意識的・反射的に対応する脳の部位、「扁桃体」の機能が過剰に働きがちで、HSPではない人と比べて刺激に強く反応し、不安や恐怖を感じやすいことが分かっています。相手の気持ちを察知して行動したり、物事を深く探究できる半面、ささいなことで動揺したり、ストレスをためてしまうこともあります。

引用:サワイ健康推進課

つまり、刺激に敏感で、感受性の強い性質をもつ人のことをさします。

「繊細さん」という名前でいろんな本で紹介されていたりもします。

人によって、それぞれの性質のグラデーションがあると思いますが、ざっとこんな特徴があげられます。

・音や匂いに敏感
・美しいものや自然、芸術を味わえる
・人と会った後や疲れた後は1人時間が必要
・空想や妄想にふける
・相手の表情の変化に敏感
・人混みが苦手
・相談されると自分まで辛くなる

などなど。

これらは一部なので、詳しく知りたい方はぜひ詳しくまとめられている本など、読んでみてください。

INTP

これも今流行っているMBTIから導き出されるものです。

MBTI(エムビーティーアイ:Myers-Briggs Type Indicator)は、個人をタイプに分類したり、 性格を診断したりすることが目的ではありません。回答した個人一人ひとりが、自分の心を理解し、 自分をより生かすための座標軸として用いることを最大の目的にしています。

引用:日本MBTI協会

人の性格を16のタイプに分類し、それぞれの特性を整理したものです。

こちらから無料で診断テストが受けられます。→16 Personalities 

私は、INTP(論理学者)という分類わけになりました。

INTPの特徴はこんなものがあります。

・物事を深く掘り下げて分析する
・知的好奇心が強い
・自分の考えや判断に基づいて行動する
・内向的
・他社の期待や要求を避ける

などなど。

向いてない職業に、「事務職」「公務員」がありました。やった~!!笑

こういう自分の性質を予め理解しておくことで、適職を探すことができたり、トラブルを避けられたり、何より自分や周りが気持ちよく過ごせるように、あらゆる選択をする助けになってくれると思います。

エンパス

ちなみに私はエンパスもありそうです。

「エンパス(empath)」とは、「エンパシー(empathy)=共感、感情移入の力」とも呼ばれる、「共感力、共感力の高い人」という意味の言葉です。人並みはずれて共感力が高く、生まれながらにして人の感情やエネルギーに敏感な気質の人をそう呼びます。

引用:品川メンタルクリニック

エンパスは、占い師やカウンセラーなどの職業の人に多いようで、特徴には次のようなものがあります。

・人の話を聞いていると、自分に相手の感情がまざってどっちかわからなくなる
・体調の悪い人がそばにいると、自分も同じ症状を感じてくる
・人の嘘がわかる
・相手が口にしなくても本音がわかる
・残酷なニュースや映画、映像は辛くて見ることができない
・怒られている人を見ると、自分が怒られている気分になってくる

などなど。

一部、HSPとかぶるようなところもありそうですが、HSPのくくりの中に、エンパスがあるそう。

なので、「エンパス=HSP」は正しく、「HSP=エンパス」は必ずしもそうではない、ということになります。

エンパスはどちらかというとスピリチュアル系で、エネルギーとか、魂とかオーラとか、そういう類の事柄に反応するとか。

私は最初は自分がエンパスだ!というところから入り、HSPという言葉も知りました。

いろいろあるけど…

あれ?これって私だけなのかな?

結局は「わがまま」なだけなのか?

と思ってしまうこともありますが、「いや、これは自分だけの特性、性質だっただけなんだ」と理解すると、全てすっと呑み込めて、自分がただ合わない環境にいるだけなんだ、と理解することができました。

この記事を読むことで、自分が辛く苦しく感じているのが、ただただ「自分に合わない環境」にいて「自分に合わない仕事」に就いているからだと思ってもらえればうれしいです。

 

HSPが公務員してるときに辛かったこと

そんな、HSP・INTP・エンパスな私が公務員時代に辛かったことや続けていくのに難しいと思い退職に至ったことなどをあげてます。

異動で環境や人間関係が変わること

これはこの職に就く前からわかっていたことですが、やってみると私はなかなかきつかった。。

公務員は2,3年に1度、異動がありますが、全く異なる内容の業務になることが多いです。

これまで学んできたこともリセットされ、また新しく学び始め、業務がまわせるようになった頃にはまた次の部署に異動します。

人間関係も、必ずしも理解のある人、優しい人たちがいるわけではないので、まさに「ガチャ」。

ちょっと合わない人がいても、3年は我慢しないといけない。

こういう働き方を私は一生していくんだと思うと、この先のことを考えて、早めに退職して次の働き方を模索したほうがよいなと思って退職を決意しました。

音や匂いに耐えられない

周りで強くパソコンのキーボードをたたく人、少し体臭がきつい人などなど、、、特徴のある人が周りにいると、結構きつかったです。

あとは、風でドアがバタン!としまったりとか、ファイルがバタバタ!と倒れる音など、大きい音がなると、心臓がドキッとして、バクバクとなかなか静まらなくなってしまうので、そういう急なできごとへの対応が大変でした。

人に話しかけることが難しい

周囲の人に仕事のことを聞いたりするのが苦手でした。

今話しかけてもいいかな、、、と顔をうかがってしまったり。

特に上司に資料の説明にいかないといけないときなど、本当に何分も時には半日かかったりしていました。

タイミングがわからなくて、言いたいこと言うべきこと確認すべきことタイミング外してしまう、それでどんどん胸のあたりが苦しくなってくる

そういうことがいつもありました。

周囲の人の行動・視線が気になる

周りに怒ってる人がいたり、怒られている人を見たりすると、みぞおちあたりがキューっとなってきて、私もつらくなってきてしまいます。

機嫌悪い人がいても、その悪いオーラのようなものを自分も感じてしまって、居心地が悪く感じてしまっていました。

また、異動したての時期、直属の上司から感じる視線が本当に気になって仕方なかった時期がありました。

私が異動したばかりなので、見守ってくれていたのだと今はわかりますが、当時はどうしてもそれが辛かったです。

(その時は、心療内科に通い始めた時期でした。)

自分の仕事が何の役に立ってるかわからない

公務員のような大きな組織だと、自分の今やっている仕事が何に直結して、何に役立っているのか、わからなくなるときがありました。

組織が大きくなればなるほど、業務が分割されて、課や係が増えていくことはあると思いますが、前例踏襲なところもあるので、意味もなくやっているような業務もありました。

誰も何も疑問にも思わず、無駄なことをやっているということもしばしばでした。

私は早めに辞めたほうがいい

色々とピックアップする中で、私はこれから何十年もこの職場で働いていくと考えるとぞっとしました。

そのため、早く次の道を探す努力をしよう、とそう決意して、退職の道を選びました。

これから一生の多くの部分を仕事に費やすなら、自分が納得して、そして安心できる仕事や環境を選ぼうと思い、フリーランスの道を選びました。

もし同じ思いで苦しんでいる方がいらっしゃったら、自分の悩みは決してわがままなんかではなく、ただただ合わない環境に身をおいていることが原因だと気づいてもらえると、対処法がわかったり、他の選択肢や他の道が見えてくると思います。

 

まとめ:どの苦しさを自分が我慢できるか

これまであげたような要因などなどから、私は12年つとめた公務員という仕事を辞めるにいたりました。

でも決して、これから進もうとしている道が楽そうだから、という理由ではなくて、最終的には自分がどの苦しさを選んで我慢できるか、ということだと思います。

何の仕事を選んでも、自分にとっていいところ、悪いところはあります。

でも、自分の性質をきちんと知っていれば、最良の選択ができると思います。

ぜひ、参考にしてくだされば嬉しいです。

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ABOUT ME
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30代後半の女。webライター見習い。適応障害、社会不安障害で公務員を退職。HSP。日頃思ってることや使ってみてよかったものなど、気ままにブログを書いてますよ~。
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