大学職員

大学職員の仕事は楽しい?つらい?雰囲気や働きやすさは実際どうか

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「大学職員の仕事は楽しい?つらい?雰囲気や働きやすさは実際どうか」というテーマでお話しします!

大学職員の仕事は学生に関わる仕事だから楽しそう!と思っている方は多いと思います。

私もそう思って志望した中の一人。

実際、大学職員の面接で、学生系に携わりたいと面接官に話す人がほとんどだそう。

私の周りにも、学生系をやりたい!という人がたくさんいるので、大学の花形部署だと思います。

一方で、一応公務員的な立場でもあるので、残業が多くてつらいイメージをもたれている方もいるかもしれません。

今回は実際に現場で働く私が、職場の雰囲気や働きやすさなど、実際のところをお伝えできればと思います。

 

大学職員の仕事は楽しい?つらい?

結論から言うと、「楽しいけど、つらいところもある!」ということです。

当たり前のことを言うな!!!と言われそうですが…。汗汗

確かにどんな仕事をしていてもこう思うことはあると思いますが、本当にこの言葉に尽きる気がします。

実際に10年働いて今感じる大学職員としての楽しさ、つらさをお話したいと思います。

 

大学職員としての楽しさ

学生とのコミュニケーションがある

私は大学で働く一番の楽しさはここにあると思います。

特に国際系の部署にいたときにそう感じたのですが、留学に行きたい学生が相談に来たりすることが多く、彼らからは留学先でしたいこと、将来の展望、これからの計画など、明るい話題を聞くことが特に多くありました。

彼らの熱意に触れる度に、私ももっとがんばらねば!と、良い影響を与えてもらっていました。

いきいきとした明るさに、こちらもどんどん前向きで明るいパワーをもらえていたので、いろんな情報を提供したくなるし、その時は、彼らのためにもっと情報をとってきて与えてあげたい!と思っていたし、良い雰囲気で仕事をすることができていたと思います。

元気な留学生もたくさんいたので、英語の勉強にもなりましたし、良いコミュニケーションがたくさんありました。

学生系の部署は人気があるのも、こういった学生との交流があるためだと思います。

 

残業代はきっちり出る

繁忙期には、どうしても残業は避けられないですが、そのときには残業申請をして、きっちり、残業代が支払われます。

まれに、忙しすぎる部署で、「月50時間以上の残業を超えると保険医の指導が入るので、わざと50時間未満になるように調整しているよ~」という職員もいたりするのですが、それは本当にまれで…。

大体は申請をすると通してくれるので、給与とあわせて支払われます。

行政などではサービス残業も多いと聞くので、この点は大学職員として働くのはとてもいいところだと思います。

 

大学を様々な観点から切り取って見ることができる

大学といっても、財務、総務、人事、研究系など、本当に様々な部署があります。

学生の時には、学生系の窓口の担当の職員としか話す機会がなかったので、職員として大学の中に入ってみて、こんなにたくさんの職員が働いているのか!と驚いた記憶があります。

2-3年で人事異動があるので、様々な部署に行きますが、これまで自分が経験したことのない業務に携わることも少なくありません。

そうやって様々な観点の知識や経験を積みながら、大学のことを多角的に知ることができると、より柔軟で信頼性のある働き方ができるのはないかなと思います。

そうやって経験させてもらいつつ、給料をもらいながら働くことができるのは、本当にありがたいことだとつくづく感じています。

 

大学職員としてのつらさ

希望の部署に配属されない

これは、どの業界にもあることだと思いますが、必ずしも自分が希望する部署に配属されるとは限りません。

もちろん、調書を書いて希望を上司に伝えることができる機会が年に1,2回ほどありますが、なかなかその希望がとおることはありません。

これまで会計系で働いていたのに、突然教務系に異動になるなど、畑違いのところに行かされることもよくある話です。

大学内の部署異動は本当に転職といっても過言ではないと思います。

私もこれまで長く学生系で働いてきたのですが、今は附属病院事務をしているので、今までの業務経験があまりいきず、慣れるのに必死な最中です。

このように、3年ごとにこれまで身につけた知識を一新しながら年数を重ねていくのもなかなかきついものがあるような気がします。

 

意外と狭い世界

ある部署に配属されて、人間関係につまづいてしまったら、自分かその相手が異動するまで待たなくてはなりません。

最悪の場合2年ほど、かかってしまうかもしれません。

2年も嫌な人と一緒に仕事をする苦痛といったら、、、他に例えようがありません…。

私も実際あって、生理不順になったり、鬱っぽくなってしまったりなど、身体的な影響も出始めていました。

不思議なもので、大学は広くてたくさんの職員がいるはずなのに、大体決まった人と一緒になることが多いんですよね…。

私もまたその苦手だった人と一緒になるかと思うと…。

こういうところがきつく感じてしまうところかもしれません。

 

 

休日出勤も多い

大学は、入試やオープンキャンパスなど、土日に開催されるイベントものが多くあります。

職員は、その運営を行っているのでもちろん休日出勤になります。

準備期間も残業していることが多いので、1~2か月単位で準備をして、さらに本番は土日も出勤だと、体がきついこともありますよね…。

これだけ聞くとブラックな感じもしますが、休日出勤した後は振替休日をもらえて、平日好きな日に休むことができます(大体イベントの2週間前後)。

個人的には、休みは年休でとるので、手当てがほしいなとは思いますが、そこは財政難の大学なので、難しいところですね…。

 

大学職員の仕事の雰囲気や働きやすさは実際どうか

これまで、大学職員として働く上での楽しさと辛さ両方を見てきました。

どの職種でも、両方の面は必ずありますよね。。。

楽しくないことがあっても、よい面が多くあれば、働き続けるのも難しくないかなと思います。

実際、私の働く大学の働きやすさについてお伝えします。

 

雰囲気はいいところが多い

これも私がこれまで経験してきた部署や、同期などに聞いた話からですが、雰囲気がよく比較的和気あいあいと仕事をしている部署が多いイメージです。

(もちろん、そうでもないところもあります。

本当に雰囲気が悪かったり、周りとの相性の問題だったりで、休職せざるを得なくなってしまった方もいます。

あくまで、私の周りの話…。)

雰囲気がいいと、わからないところがあっても聞きやすいし、万が一ミスしてしまったとしても、挽回しやすかったりしますよね。

仕事がどんなに忙しくて辛くても、周りの環境に恵まれていれば、不思議と乗り越えられてしまいます。

 

働きやすさは総じていい

ワークワイフバランスを保つことができる!!!と言いたいのですが、これはかなり部署に偏りがあるかと思います…。汗

私に限った話だと、これまで経験した部署でも、どんなに忙しくても月に30時間ほどでした。

(もちろん、ひどい場所では月100時間ほど残業をしているところもあるのが現状…)

繁忙期でなければ、大体定時で帰れたりすることがほとんど。

周りもサッと帰ってくれるところであれば、こちらも帰りやすくてありがたかったです。

たまに、かなり遅い時間まで残る上司がいたりするので、その場合は帰りづらさを感じたりしていましたが…、そこは鬼の心でばしっと退勤していました。

家に帰ってから家族と過ごしたり、趣味の時間に使ったりなど、終業後に時間が十分もてることが多かったので、そこはとてもありがたく感じています。

 

まとめ

「大学職員の仕事は楽しい?つらい?雰囲気や働きやすさは実際どうか」というテーマでお話ししました。

大学職員の仕事に興味があっても、なかなか身近に実際携わっている知り合いや友達がいないと、雰囲気や働きやすさはわからないですよね。。。

今回は、そういうみなさんの一助になれば幸いです。

実際大学職員は、楽しいことはもちろん、楽しくなくてつらいと感じてしまう仕事があると思います。

でも、私の勤める大学は、雰囲気も明るく、困ったことがあればすぐに相談できる温かい環境が整っているので、楽しく働くことができ、さらにやりがいも見つけていきやすくなると思います。

最後までお読みくださりありがとうございました!

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