「チャーリーとチョコレート工場が怖い理由はなぜ?気持ち悪い小人やウォンカが原因か考察!」と題してお送りします。
「チャーリーとチョコレート工場」は、2005年に公開されたミュージカル・ファンタジー映画ですね。
ジョニーデップが主演を務めたことで話題を呼びました。
この映画は、一般的には家族愛を描いた物語であると言われていますが、なぜかネット上では「怖い」「トラウマになる」などといった声が多く聞かれます。
実際、なんだか気持ち悪い感じの小人がたくさん出てきたり、ジョニーデップ演じる気味の悪いウィリー・ウォンカなど、個性的な登場人物がたくさん出てきます。
今回は、この映画が怖いと言われる理由や原因について考察してみたいと思います!
Contents
チャーリーとチョコレート工場が怖い理由はなぜ?
https://twitter.com/reikoshibuya/status/1359689742879580166
映画「チャーリーとチョコレート工場」のあらすじについて簡単にご紹介します。
(あらすじ)
ウィリー・ウォンカは世界中の子供たちに自身のチョコレート工場からチョコレートを配っている。そして、ウォンカは、そのチョコレートの中に、たった5枚だけゴールデンチケットを入れ、当たった子供たちを工場に招待する。
貧乏だったチャーリーは、道で拾ったお金でチョコを買い、ゴールデンチケットを偶然にも手に入れる。
チャーリーを含む5人の子供たちは、ウォンカの案内のもと、夢のような光景を工場の中で経験していく。様々なハプニングがある中で、チャーリーが最後まで残る。ウォンカはチャーリーに副賞を与えようとするが、その交換条件は「家族を捨てること」。チャーリーはこれを辞退するが、その経験により彼自身の中にある家族に対するトラウマを克服し、また改めてチャーリーに副賞を与え、チャーリーの家族を幸せに暮らす。
この映画は、かなりビビッドな色で彩られていますし、たくさんの鮮やかでおいしそうなお菓子が登場します。
子供たちにとってもとても魅力的な作品になっていると思います。
原作は児童文学
この映画、実は1964年にロアルド・ダールによって出版された「チョコレート工場の秘密」が原作となっています。
この作品の映画化は2回目で、1作目は1971年に「夢のチョコレート工場」として、メル・スチュアート監督によってはじめて映画化されました。
2005年にはティム・バートン監督により、ジョニー・デップ主演の作品となりました。
トラウマ作品で結構怖い?
児童文学を扱った映画にも関わらず、
- 子供にとっては怖い
- 子供のときに見てトラウマになった
- 子供の時に見た印象が残っていたいまだに怖い
などと言う人も多くいるよう。
一方で、
- 大人になってから改めて見ると面白い
- 意外と楽しい映画だった
と、印象が変わっている人もいるようです。
実は私も、最初は大好きな映画で、ビレッジヴァンガードでウィリー・ウォンカのチョコレートをよく買って(ゴールデンチケットを求めて笑)食べていたほどなのですが、大人になってみてみると、なんだか不気味、というか気持ち悪さを感じました。
ツイッターでも何名かそういう人を見かけたので、私だけじゃないようですね。。
チャーリーとチョコレート工場が怖い理由は気持ち悪い小人やウォンカが原因か考察!
https://twitter.com/NegaPoji_1/status/1400428597806960640
それでは、この映画を怖くさせている要因について、考察してみましょう。
怖い理由①気持ち悪い小人
気持ち悪い小人は、「ウンパルンパ」と呼ばれる、人たちです。
彼らは、ウォンカがルンパランドで出会った小人たちで、ウォンカにやとわれて、工場の中で真面目に働き、せっせとチョコレートをつくっています。
この小人たちは、4人の子供たちがトラブルにあり、工場から「退場」させられるときに登場して、子供と親を責め立てるような歌を歌いながら、踊って表現します。
彼らは大勢で登場しますが、なんと全員が同じ顔と体の大きさ。
表情もほとんどありません。
歌詞も怖くて見た目も怖いのですが、これが、この映画作品全体の雰囲気づくりに一役買っているような気もします。
怖い理由②不気味なウォンカ
ウォンカは、「家族」にトラウマがあって、家族関係や人間夫人をこじらせた工場長です。
見た目も人間離れしていたり、明るそうに見せていても、時折見せる不気味な表情が、時々恐ろしく感じてしまいます。
ジョニー・デップがこれまで出演してきた数々の作品のなかでも、これは「気持ち悪いジョニー・デップを見るならチャーリーとチョコレート工場」だと言われているほど。
工場の世界観と彼の不気味さがうまくマッチしていて、それが全体としてこの映画の雰囲気になっていると思います。
気持ち悪い、と言われるのは、彼の演技が上手いからでもあるんですよね…笑
怖い理由③色使いや世界観
この映画では、工場の中のものはほとんど原色だったり、グロテスクに近いような色合いが使われています。
質感や音だったりも、不気味さを演出しているので、それが怖いと言われている理由にもなりますね。
海外作品の独特な感じだということもできると思います。
怖い理由④冒頭のシーンで人形が溶ける演出
工場に足を踏み入れた5人が、最初にウォンカが準備した演出を目にします。
それは、楽しく踊っていたからくり人形たちが急に火に燃えたり、目玉を落としてもなお踊り続ける人形を見て、ウォンカが手をたたいて爆笑している、というシーン。
なんだか笑えないような気もしますが…。
こういった序盤からもすでに、怪しい雰囲気が漂っているんですね。
怖い理由⑤子供たちへの罰の与え方
チャーリーを除く4人の子供たちは、「やってはいけない」ということを行って、最終的に罰を与えられてしまうという映画です。
その与え方が本当に怖いのでいくつかご紹介します。
ベルーカがリスに放り投げられる
4人の子供たちは、様々なトラブルにあうので、そのたびに工場から退出させられますが、そのシーンが怖い。
ベルーカは、リスに出すとシュートの中に放り投げられ、焼却炉行きとなる羽目に…。
可愛いリスが大勢でベルーカを捨てようと運び出すので、その可愛さとやってることの恐ろしさのギャップに震えます。
巨大なブルーベリーになる
バイオレットは、ウォンカからもらったブルーベリー味のガムを噛み続け、体に異変が生まれます。
顔や全身ががブルーベリー色にだんだんと変化し、しまいにはバイオレット自身が巨大なブルーベリーになってしまいます。
これでブルーベリーが食べられなくなってしまったという声もネット上にはありました。笑
チョコレートの川に落ちる
オーガスタがチョコレートの川におぼれたとき、巨大なパイプが登場し、オーガスタを吸い上げます。
しかし彼は太っているので、パイプの途中でつっかかってしまうんですね。
このシーンもなんともトラウマ的…。
チョコレートも食べたくなくなるし、太ってもいけない、と思うようになると思いますよね。笑
映画のメッセージ性
チャーリー以外の4人の子供は、傲慢だったり、どこか性格に何のあるような子供たちばかり。
全員が罰を与えられる中で、チャーリーだけは自分をしっかり保って、最後まで生き残ります。
ここでは、
- 幸せになるのは、ずる賢くて、嘘が得意な人ではなく、素直で優しい子
- 傲慢だったり、食い意地が張っていたり、怖いもの知らずの子どもにはしっぺ返しがある
- 家族思いの優しい子には幸せが訪れる
というようなメッセージ性が表現されています。
確かに、終始良い子だったチャーリーですが、「家族」というものをしっかり理解して、最後までその信念を貫き通しましたよね。
チャーリーは家族を大事にしていたから、「家族を捨てて工場を継いでほしい」ウォンカの提案には乗らなかった。
それがきっかけで、ウォンカが自分に足りないものに気づき、克服していく。
「家族の大切さ」のようなものが描かれていると思います。
ツイッターの反応は?
https://twitter.com/sn_michix2/status/1493437349841481733
https://twitter.com/sakumochi_6w6/status/1492151642271084545
地下3階から14階までのエレベーターがチャーリーとチョコレート工場の透明なエレベーターみたいな動きする上にめちゃくちゃ早くて怖い思いする夢見た
— S!riυs❄️ (@Srus_38) February 9, 2022
チャーリーとチョコレート工場どうしてもトラウマすぎて怖いけど、雅マモルくんが声やってくれるなら安心できるかも
— 梟 (@CKjhopWMe54f428) February 11, 2022
やはり、好き派と怖い派にわかれているような印象ですね。
怖いけど見たい派もいましたね。笑
個人的には、「家族が大事」というメッセージ性を伝えたい割には、かなり不気味な印象が強く残っているなという感じもしました。
子供のときに見る印象と、大人になってから見る印象もまた違って、それも楽しめるかもしれないですね。
まとめ
チャーリーとチョコレート工場
お菓子が大好きな自分からしたら夢のような世界で終始ニヤついていたが、一緒に観てた弟はちょっと怖いと言っていたので、人によってはトラウマになりかねない。
個人的には印象的なシーンばかりで、画面から目が離せずさらには音楽までしっかりと耳に残った。 pic.twitter.com/wxKieVUewc— ゼラ (@time39valmuv) May 25, 2021
今回の記事では、「チャーリーとチョコレート工場が怖い理由はなぜ?気持ち悪い小人やウォンカが原因か考察!」と題してお送りしました。
チャーリーとチョコレート工場では、気持ち悪い小人や不気味なウォンカが生み出す工場内の様々な不気味さが、この作品全体の怖い理由になっているようです。
様々な原因を考察してみましたが、やはりウォンカとウンパルンパがこの世界観をつくっていましたね。
また改めて見てみると、もっと不思議で気味の悪いポイントを見つけられるかもしれないですね!
今週金曜日の2月18日には金曜ロードショーで放送されるようですので、ぜひ家族みんなで見てみましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました!